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PayPalは海外からの送金受け取りの際に大変便利なサービスですが、1番のデメリットとも言えるのが「高すぎる為替手数料」。
PayPalでは独自の為替レートが採用されており、PayPalに入っている外貨を日本円に両替する場合、実際のレートよりも3〜4%ほど低いレートで両替しないといけません。
この手数料は継続的に海外からの振り込みがある事業者にとっては、決して無視できないものです。
この記事では、PayPalの高すぎる為替手数料を節約する方法について解説していきます。
PayPalの為替手数料はかなり高い
PayPalで外貨を両替する際、3〜4%の両替手数料がかかります。(通貨によって異なる)
例えば、PayPalに入っている米ドルを日本円に両替する時の為替手数料は、なんと4%。
仮に10,000米ドルを日本円に両替する場合、1ドル=130円の為替レートだとすると、
両替後金額1,300,000円× 0.04 = 52,000円もの手数料がかかってしまうことになります。
手数料だけでかなりの損失です。
一方で、別の海外送金サービスであるWise(後ほど詳しく紹介します)で米ドルを持っている場合、日本円に両替するときの手数料は0.5%。
10,000米ドルを両替する場合、それでも6,500円の手数料はかかってしまいますが、PayPalの52,000円の手数料に比べるとはるかにマシです。
PayPalの為替手数料を節約する方法
PayPalの為替手数料は他の送金サービスと組み合わせることで、PayPalだけを使うよりも圧倒的に節約することが可能です。
・PayPalにすでに外貨が入金されている場合
・PayPalにまだ外貨が入金されていない場合
それぞれに分けて節約方法を解説していきます。
【PayPal入金前の場合】PayPal以外で海外送金を受け取るようにする
PayPalにまだ外貨が入金されていない場合は、PayPal以外の日本円への両替手数料が安い送金サービスで外貨を受け取れるようにするのがベストです。
例えば先ほども少し触れたWiseの場合、外貨を日本円に両替する際の手数料は0.5%。
PayPalで両替すると3〜4%もの手数料がかかるので、2.5〜3.5%の手数料を節約できることができます。
ただ、海外の取引相手によってはPayPalにしか対応していないところもあると思うので、そういった場合は次に紹介する方法を活用するしかありません。
【PayPal入金後の場合】両替手数料の安いサービスを経由してから両替する
すでにPayPalにある外貨をなるべく安い手数料で両替したい・・・
取引先との関係でPayPalでしか海外送金を受け取れない・・・
こんな場合は、PayPalで直接円転するのではなく、Wiseのような両替手数料の安い別のサービスを経由してから両替するのが最善策となります。
ちなみに以前は、”Payoneer”という決済サービスに一度外貨を送金することで、PayPalの手数料を両替節約することができました。
しかし現在は、Payoneerを経由する方法は全くお得ではなくなっています。
・PayPalで直接円転する場合
・Payoneerを経由して円転する場合
・Wiseを経由して円転する場合
それぞれの手数料をまとめると以下のようになります。
【経由するサービス】 | 【手数料】 |
PayPal内で円転 | 4% |
Payoneerを経由 |
Payoneerへの送金:2.5% Payoneerで円転:3.5% |
Wiseを経由 |
Wiseへの送金:3% Wiseで円転:0.5% |
このように、すでにPayPalに入っている外貨を両替する場合は、一番安く済むWise経由であっても合計3.5%の手数料はかかってしまいます。
ただ他の両替手段に比べると安く済みますし、売上高が大きいほどチリも積もって節約できる金額は大きくなっていくので、ある程度大きな金額の外貨入金がPayPalにある場合は活用してみてください。
【参考】PayPalからWiseにUSD等の外貨を送金する方法
PayPalの為替手数料と節約方法についてまとめ
PayPalの高すぎる為替手数料と、手数料を節約する方法をまとめていきました。
PayPalですでに外貨を受け取っている場合、手数料をゼロに近づける方法はなく、Wiseなどの送金サービスを経由させて「少しでも節約する」という方法しかありません。
そのため、もしPayPal以外で海外からの送金を受け取れる場合は、そちらを検討して方が賢明です。