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FXの自動売買を始めたいけれど、「自宅PCをずっと起動しておくのは現実的じゃない」「EAが止まると怖いけど、どうやって安定して動かすの?」と悩んでいませんか?
そんな不安を解決してくれるのが、VPS(仮想専用サーバー)です。
VPSを使えば、24時間365日安定してEAを稼働させることができ、自宅のPCやネット環境に依存しない、安心・快適なトレード環境を構築できます。
そんなFX自動売買におすすめのVPSサービス5選をまずは表で簡単にまとめてみました。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金(最安) | メモリ / vCPU | ストレージ | サーバーロケーション |
おすすめ① | 無料 | 1,587円~ | 2~16 GB | SSD | 国内(東京など) |
おすすめ② | 無料 | 1,840円~(2GB) | 2~20 GB / 2~10コア | NVMe SSD 150~500 GB | 国内(大阪ベース施設) |
おすすめ③ | 無料 | 2,640円~ | 2~9GB | SSD | 国内 |
おすすめ④ | 無料 | 3,470円~ | 2~24GB | NVMe SSD | 国内 |
おすすめ⑤ | 無料~有料プランあり | 5,060円~ | 4~6GB | SSD | ロンドン・NY・アムステルダムなど海外 |
この記事では、FXの自動売買にVPSを使うメリットを詳しく解説するとともに、数あるサービスの中から実績・安定性・使いやすさの点でおすすめできる各VPSサービスについて詳しく解説していきます。
これから本格的にEA運用を始めたい場合も、現在のVPSに不満がある場合も、ぜひ参考にしてみてください。
FXの自動売買でVPSを使うメリット
メリット① 24時間365日安定して稼働できる
自動売買の魅力は、昼夜を問わず、常に相場のチャンスを逃さずトレードを継続できることにあります。しかし、それを支えるには、EAを「止めずに動かし続けられる環境」が必須です。
VPS(仮想専用サーバー)は、商用のデータセンターで運用されているため、電源やネット環境が自宅と比べものにならないほど安定しています。
これにより、24時間365日稼働させるという自動売買の本質的な強みを最大限に活かすことが可能です。
また、自宅PCを起動し続ける必要がないため、電気代の節約にもなり、機器の寿命を縮めることもありません。長期的な運用を視野に入れるなら、VPSの導入は非常に合理的です。
メリット② 通信が安定していて約定スピードも速い
FX取引においては、通信の安定性とスピードが勝敗を分けると言っても過言ではありません。特にEAを使ったスキャルピングや短期売買では、数ミリ秒の遅延が損益に直結することもあります。
VPSはデータセンターの専用高速回線を使用しており、自宅のWi-Fiやモバイル回線よりも圧倒的に安定・高速です。
また、ブローカーのサーバーと物理的に近い場所にVPSがある場合は、通信のレイテンシ(遅延)をさらに低減することができます。
結果として、注文タイミングのズレが減り、想定通りの価格で約定しやすくなるため、EAの性能を十分に引き出せる環境が整います。
メリット③ PCやスマホからいつでも遠隔操作できる
VPSはインターネット経由でリモート接続できるため、スマートフォンや別のPCからでもEAの状態を確認したり、設定を変更したりすることができます。
例えば、外出中に気になる動きがあった場合でも、スマホからVPSにアクセスして即座に確認・操作が可能です。
これにより、常にトレード状況を把握できる安心感があります。
また、自宅PCにインストールされたMT4と違って、VPS上で動いているMT4/MT5は常に同じ環境を維持できるため、アップデートや環境の変化に左右されにくい点も大きなメリットです。
メリット④ 自宅のPCに負担がかからない
EAを自宅のPCで動かす場合、長時間の稼働によってPCに熱がこもり、ファンやHDDなどの部品に過剰な負荷がかかります。これが蓄積すると、故障やパフォーマンス低下の原因にもなりかねません。
VPSを使えば、自動売買はすべてクラウド上で完結するため、自宅PCは自由に使えます。
仕事や動画編集、ゲームなど他の用途に影響を与えることもなく、生活とトレード環境を完全に切り分けることができます。
PCのスペックや負荷に悩まされることなく、常に快適にトレードができるのは、VPSならではの利点です。
メリット⑤ 突然の停電・回線トラブルにも強い
自宅でEAを稼働させている場合、想定外のトラブル——たとえば突然の停電やインターネット回線の断絶などが発生すると、自動売買が停止してしまい、大きな損失につながる可能性があります。
VPSは、商用グレードのデータセンターで運用されており、無停電電源(UPS)や冗長化された回線構成を採用しているため、こうしたリスクを限りなくゼロに近づけられます。
また、24時間体制でサーバーの監視が行われており、万が一問題が発生した場合でも、迅速に復旧対応される点も安心です。
自動売買においては、「止まらないこと」がなによりの安全策であり、そのための土台をVPSが支えてくれます。
FXの自動売買で使うVPSの選び方のポイント
ポイント① 安定性・稼働率 ☆最重要
自動売買において最も避けなければならないのが、「EAが停止しているのに気づかない」ことです。
どれほど優れた戦略を搭載していても、EAが止まっていれば利益は得られませんし、むしろポジション放置による大損のリスクすらあります。
だからこそ、VPSの稼働率は最重要項目です。
信頼できるVPSサービスでは「稼働率99.99%以上」を保証し、サーバーが落ちるリスクを極限まで減らしています。
さらに、定期的なサーバーメンテナンスや異常時の自動復旧機能、バックアップ体制が整っているかどうかも確認しましょう。
稼働率を軽視すると、思わぬタイミングでトレードが止まり、せっかくの機会損失や損害につながる可能性があるため、「安さよりも安定性」で選ぶ姿勢が何より大切です。
ポイント② 回線速度と遅延(レイテンシ)
EAの注文はシステムを介して即座に送信されますが、回線速度が遅かったり不安定だったりすると、その処理が数秒遅れてしまい、結果的に不利な価格で約定することになります。
とくにスキャルピング系のEAでは、たった数ミリ秒の差が収益に直結するため、回線速度は極めて重要です。
優れたVPSでは、データセンターが10Gbps以上の専用回線を使っており、またFXブローカーと物理的に近いロケーションに設置されています。
これにより、注文が届くまでの「レイテンシ(通信遅延)」が大幅に短縮され、EAの反応が非常にスムーズになります。
可能であれば、取引するブローカーのサーバーがどこにあるかを調べ、それに近いVPS拠点を選ぶと、さらなる高速化が可能になります。
ポイント③ MT4/MT5の実績
多くのEAはMT4(MetaTrader 4)やMT5(MetaTrader 5)を基盤として動作していますが、VPSによってはこれらのプラットフォームとの相性が悪く、動作が不安定になるケースもあります。
そのため、MT4/MT5に正式対応しているか、稼働実績が豊富かどうかを必ず確認しましょう。
実績のあるVPSサービスでは、MT4プリインストール済みのプランや、推奨スペックのガイドが用意されており、初心者でも迷わずスタートできます。
また、MT4/MT5を複数同時に運用したい場合には、CPU・メモリともに余裕のあるプランを選ぶことが重要です。
安価なVPSだと複数インスタンスで負荷がかかり、動作が重くなることもあります。
ポイント④ サポート体制
VPSはサーバー管理やネットワークに関わる知識が必要な場面もあり、とくに初めて使う方にとっては、トラブル時のサポートが生命線になります。
日本語対応のサポートがあるかどうかはもちろん、対応のスピード、受付時間、サポート手段(メール・チャット・電話)などをチェックしておきましょう。
平日のみ対応では、週末のトラブルに対応できないこともあるため、24時間体制で対応可能なサービスは特に安心です。
また、FX用途であることを前提に、MT4/MT5の動作に関する知識を持ったスタッフが対応してくれるかどうかも選定基準になります。
ユーザーサポートの充実度は、使い始めた後に大きな差となって表れます。
ポイント⑤ 無料お試し期間がついているか
VPSの使い勝手や通信品質、EAとの相性などは、実際に使ってみなければわからない部分が多いものです。そのため、無料お試し期間のあるサービスは非常にありがたい存在です。
お試し期間中にMT4をセットアップしてEAを動かし、動作の安定性や通信状況、サポートの対応まで一通り確認することができます。
気になるサービスが複数ある場合は、トライアル期間を利用して比較してみると失敗が少なくなります。
ポイント⑥ 値段の安さだけで選ぶのは危険
VPSを選ぶ際に価格は重要な要素ですが、「安さ」だけで判断すると、スペック不足やサポート体制の弱さといった問題に直面することがあります。
結果的にEAが止まったり、レスポンスが遅くて利益を取りこぼしたりと、かえって損をする可能性すらあります。
とくに月額数百円程度のVPSでは、CPUやメモリが不足していたり、共有サーバーの影響でパフォーマンスが不安定になることもあります。
さらに、FX用途を想定していない一般向けのVPSだと、MT4/MT5の安定稼働が難しいケースも。
価格と性能のバランスを見ることが大切で、短期的な出費を惜しんで長期的に損をしないよう、信頼性と実績も加味した上で判断しましょう。
ポイント⑦ 海外FX業者を使うなら海外VPSも検討
海外FX業者を利用している場合、取引サーバーがニューヨークやロンドンなど海外に設置されていることが一般的で、日本国内のVPSから接続すると、物理的な距離の関係で通信遅延が発生しやすくなります。
そこで検討したいのが、取引先と同じ地域にサーバーを持つ「海外VPS」です。
たとえば、ForexVPSなどはニューヨークやロンドンに拠点を構えており、同じ地域の海外FX業者と組み合わせればレイテンシを大きく改善できます。
ただし、海外VPSは英語対応が中心で、サポート体制やインターフェースがやや上級者向けなことも。
国内VPSで不満がある場合や、海外業者で本格的にEAを回したい中・上級者には非常に有効な選択肢となります。
FXの自動売買におすすめのVPSサービス5選
サービス名 | 初期費用 | 月額料金(最安) | メモリ / vCPU | ストレージ | サーバーロケーション |
おすすめ① | 無料 | 1,587円~ | 2~16 GB | SSD | 国内(東京など) |
おすすめ② | 無料 | 1,840円~(2GB) | 2~20 GB / 2~10コア | NVMe SSD 150~500 GB | 国内(大阪ベース施設) |
おすすめ③ | 無料 | 2,640円~ | 2~9GB | SSD | 国内 |
おすすめ④ | 無料 | 3,470円~ | 2~24GB | NVMe SSD | 国内 |
おすすめ⑤ | 無料~有料プランあり | 5,060円~ | 4~6GB | SSD | ロンドン・NY・アムスなど海外 |
おすすめ① ABLENET(エイブルネット)VPS
項目 | 内容 |
---|---|
運営会社 | 株式会社エイブルネット |
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 約1,587円〜 |
メモリ / vCPU | 2GB / 2Core〜16GB / 8Core |
ストレージ | SSD 30〜200GB |
ロケーション | 日本国内(東京・大阪) |
*記事執筆時点での情報です。
ABLENETは、20年以上のホスティング実績を誇る老舗企業が運営する、国内特化型のVPSサービスです。
とにかく「安定性」と「コストパフォーマンス」のバランスが抜群で、FX自動売買用としては定番ともいえる存在です。
Windows対応のVPSプランが豊富で、MT4/MT5にも完全対応。
メモリやCPUを柔軟に選べるため、初めてVPSを導入する方はもちろん、複数EAの同時運用やスケールアップを見据えたトレーダーにも適しています。
国内のデータセンター(東京・大阪)を使用しているため、国内FXブローカーとの相性も良好。通信の安定性・速度ともに申し分ありません。
さらに、初期費用が無料で、月額料金も業界最安クラスなので、VPS初心者にも非常に始めやすい環境です。
参考:
ABLENET(エイブルネット)VPSの申し込み方法や引き落とし日について解説
おすすめ② シンクラウドデスクトップ for FX
項目 | 内容 |
---|---|
運営会社 | シンクラウド株式会社(エックスサーバーグループ) |
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 1,840円〜 |
メモリ / vCPU | 2GB〜20GB / 2〜10Core |
ストレージ | NVMe SSD 150〜500GB |
ロケーション | 日本国内(大阪) |
エックスサーバーグループが手がける「シンクラウドデスクトップ for FX」は、名前の通りFX用途に特化した設計のVPSです。
EA稼働に必要な機能・性能がすべて詰まっており、操作も簡単。とくに「FX自動売買をこれから本格的に始めたい」方には、間違いなくおすすめできるサービスです。
最大の特長は、10Gbps回線 × NVMe SSD × SLA99.99%の高安定インフラ。
加えて「自動ログオン」や「高負荷通知」など、他社にはない独自機能も充実しており、稼働中のEA管理もスムーズです。
また、FX専用プランだけでなく、メモリやCPUを柔軟に選べる構成になっているので、将来的な拡張にも対応可能。さらに日本語の電話・チャットサポートも完備しており、初心者でも安心して利用できます。
シンクラウドデスクトップ for FXを公式サイトでチェック
おすすめ③ お名前.comデスクトップクラウド
項目 | 内容 |
---|---|
運営会社 | GMOインターネットグループ |
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 2,640円〜 |
メモリ / vCPU | 2GB〜9GB |
ストレージ | SSD 150GB〜 |
ロケーション | 日本国内(東京周辺) |
お名前.comデスクトップクラウドは、GMOインターネットグループが提供する信頼性の高い国内VPSサービスです。
このVPSの魅力は、シンプルな操作性と柔軟なリソース設定。
プランによってメモリやCPUを自由に選べるので、1つのEAだけを動かしたい初心者から、複数のMT4を同時稼働させたい中〜上級者まで、幅広い層に対応できます。
また、GMOならではの手厚い日本語サポートがあり、困ったときにもすぐ対応してもらえる安心感があります。
VPSの使い方に不安がある方でも、マニュアルやFAQが充実しており、スムーズに導入できる点が高評価です。
おすすめ④ XServer クラウドPC
項目 | 内容 |
---|---|
運営会社 | エックスサーバー株式会社 |
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 3,470円〜 |
メモリ / vCPU | 2GB〜24GB |
ストレージ | NVMe SSD |
ロケーション | 日本国内(東京など) |
XServer クラウドPCは、ホスティング業界でも圧倒的な信頼を誇る「エックスサーバー」が提供するクラウド型VPSです。
通常のVPSと異なり、クラウドデスクトップとしてWindows環境を提供しており、FX自動売買との相性も抜群です。
特筆すべきはそのスペック。高性能なNVMe SSDによる高速読み書きと、安定したCPUリソースの提供により、EAが重くなりがちな場面でも滑らかに稼働します。
また、稼働率保証(SLA)や24時間体制の日本語サポートも用意されているため、初心者から上級者まで安心して利用できる環境です。
複数のMT4/MT5を同時稼働させたい、あるいは長期運用を考えている方にとって、信頼性・拡張性の両面で非常におすすめできる一台です。
おすすめ⑤ ForexVPS
項目 | 内容 |
---|---|
運営会社 | 海外(イギリスなど) |
初期費用 | 無料プランあり(※条件付き) |
月額料金 | 5,060円〜 |
メモリ / vCPU | 4GB〜6GB |
ストレージ | SSD |
ロケーション | ニューヨーク、ロンドン、アムステルダムなど世界各地 |
ForexVPSは、特に「海外FXブローカーを使っている方」にとってベストな選択肢のひとつです。
最大の特長は、世界の主要金融拠点にサーバーを構えており、ブローカーの取引サーバーと物理的に近い位置からトレードできること。
これにより通信遅延(レイテンシ)を大幅に抑え、約定スピードが大きく向上します。
また、MT4が最初からインストールされた状態で提供されるため、すぐにEA運用をスタートできる手軽さも魅力。英語ベースのサポートではあるものの、グローバルでの利用実績が豊富で、安心して使える設計になっています。
国内VPSに物足りなさを感じている方や、NY・ロンドン系のブローカーを使っている方は、一度検討してみる価値のあるVPSです。
【FX自動売買】VPS導入時はデモ取引や少額取引でテストしておくと安心
VPSを導入したら、いきなり本番環境で大きな資金を動かすのではなく、まずはデモ取引や少額資金でのリアル口座運用からスタートするのがおすすめです。
VPS環境によっては、EAの挙動や動作タイミングが微妙に異なることがあります。
注文の遅延やメモリ負荷による挙動のズレ、接続の安定性などを事前に確認しておくことで、大きな損失を未然に防ぐことができます。
以下のFX業者では、VPS環境でのEAの動作確認に適したテスト環境が用意されています。
FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン):MT4対応のデモ口座を提供しており、EAの検証に非常に適しています。
松井証券FX:こちらもデモ取引に対応しており、ツールが軽量で動作検証しやすいのが魅力です。
VPSを導入する際は、まずこうしたサービスを利用して環境を整えてから本番に進むことで、より安全・安定的な自動売買を実現できます。
【まとめ】FX自動売買にVPSを使うなら「安定性×実績」で選ぼう
FXの自動売買でVPSを導入することは、取引の安定性や効率性を大きく高めてくれる強力な手段です。
とくに、24時間稼働・約定スピード・トラブル耐性などの面で、通常のPCとは比べ物にならないメリットがあります。
ただし、VPSを選ぶ際は価格だけでなく、「稼働率・通信の遅延(レイテンシ)・サポート体制・実績のあるサービスかどうか」など、複数の観点から比較することが重要です。
本記事で紹介した5つのおすすめVPSは、いずれもFX自動売買に適した信頼性の高いサービスばかりです。ぜひご自身の取引スタイルや使用しているブローカーとの相性を考慮し、最適な1台を選んでみてください。
本格的な自動売買を安定して運用したい方にとって、VPSは「投資の基盤」ともいえる存在。
だからこそ、慎重に、そして確実に導入を進めましょう。